TOP > 人事評価制度の設計 > 給与への反映

給与への反映

人事考課を給与に反映する仕組みは、公務員でなければ多くの会社が採用している方法ですね。
企業の風土や職種によっても反映する度合いや評価のポイントは変わると思います。

給与ではなく、賞与に反映する場合も多いですね。
以前は私の会社でも人事考課の際に点数をつけて、90点以上をS、80%以上をA、70点以上をB、それ未満をCという感じで何段階かに分けて、その標語(S・A・B・C)によって賞与の査定が決まるという方法を採っていました。
考課はその対象期間内の実績や内容によって変わります。

きちんと評価がなされていれば、高い評価の人はもらえる金額が多くなるので、仕事に対するモチベーションが上がります。
逆に、評価が低かった人は、どうしてこういう評定結果だったのかということがしっかり分かって納得していれば問題ありませんが、そうでなければ気をつけたほうが良いでしょう。

きちんと考課とフィードバックがされていないと、意味も分からず低い評価を受けたということで、本人のやる気をそぐ結果になります。

このため、考課者訓練をきちんとしておく必要があります。
部下を持つ人は自分の好きキライで評価をしたりしないように、教育しておく必要があるでしょう。

また、給与に反映する部分と別に昇進や昇格の際のための材料として使いますね。
昇格の要件として、A評価を2回以上連続で取ることというのが内規で決まっていたりします。
評価だけでなく、経験なども総合的に判断して決めることになります。